映画「平場の月」は、朝倉かすみさんの同名小説をもとにした大人のラブストーリーです。
静かな物語なのに、観終わった後にじんわり心にしみる作品で、「50代の恋愛をこんなに丁寧に描いた映画は久しぶり」と話題になっています。
主演は堺雅人さんと井川遥さん。落ち着いた雰囲気の2人だからこそ、派手ではない感情の揺れがリアルに伝わってきて、見ているこちらまで胸が温かくなるような、そんな作品でした。
この記事では、映画のキャストやあらすじ、ラストのネタバレ、さらに多くの人が気になっている「葉子のアパートのロケ地はどこ?」という疑問まで、まとめてご紹介します。
平場の月 キャストあらすじ
まずは映画「平場の月」の基本情報とキャストをご紹介します。
【基本情報】
・公開:2025年11月14日
・原作:朝倉かすみ『平場の月』
・監督:土井裕泰(「花束みたいな恋をした」「罪の声」など)
・脚本:向井康介
・配給:東宝
【キャスト】
- 堺雅人(青砥健将)
- 井川遥(須藤葉子)
- 成田凌
- 中村ゆり
- でんでん
- 坂元愛登
- 吉瀬美智子
- 大森南朋(青砥の同級生・江口剛)
【あらすじ概要】
主人公の青砥健将は、離婚をきっかけに地元の埼玉県朝霞市に戻り、印刷会社で働きながら静かに暮らしています。一方、須藤葉子は夫を亡くし、パートをしながら一人で生活しています。
そんな二人が、病院の売店で偶然再会。中学時代の淡い思い出がよみがえり、気づけば互いにとって心地よい存在になっていきます。50代という年齢だからこその、焦らず急がず、少しずつ距離を縮めていく恋物語です。
平場の月 ネタバレラストまで
ここからは物語のネタバレを含みますのでご注意ください。
再会した青砥と葉子は、最初は「久しぶりの同級生」という距離感でしたが、何度か会ううちに自然と互いに惹かれ合っていきます。青砥は葉子の控えめな優しさに癒され、葉子は青砥の飾らない優しさに安心感を覚えます。
ふたりはデートらしいことをするわけでもなく、食事をしたり、葉子のアパートでのんびり話したりと、日常の中の小さな幸せを分かち合います。その関係性は「恋人」よりも、どこか「伴走者」のようで、大人ならではの穏やかな愛情が流れています。
しかし、その穏やかな時間は長く続きません。葉子が突然体調を崩し、そこから病気が発覚。葉子は自分の状態を悟り、青砥に迷惑をかけたくないと距離を置こうとします。
それでも青砥は離れようとせず、できる限り寄り添い、葉子の生活を支えます。葉子のアパートで過ごす時間が増えるほど、二人の絆は深まっていくのですが…。
ラスト、葉子は青砥の見守る中、静かに最期の時を迎えます。
派手な演出もなく、泣き叫ぶようなシーンもありません。病室でもなく、病床で息を引き取るわけでもなく、いつものアパートで、静かに月を眺めるように人生を閉じる——そんな余韻ある最期が描かれています。
彼女を失った青砥は深い喪失感に包まれますが、それでも彼女と過ごした時間が確かにあったことを胸に、日常へと戻っていきます。ラストシーンの青砥の背中は寂しさと同時に、どこか前を向いているようにも見え、静かで優しい余韻を残して映画は終わります。
平場の月 アパートロケ地はどこ?
#chaki954 映画「平場の月」の撮影が志木市で行われました!
(志木市公式)*意外と大規模なロケになってます。https://t.co/J36opSqWRq pic.twitter.com/HrhfR4EKFs— ★彡 𝐘𝐨𝐬𝐡𝐢𝐡𝐚𝐫𝐚 彡★ 🌊 (@mari_fortepiano) November 1, 2025
映画の中で多くの人が気になったのが、葉子が暮らす「あのアパート」。昭和の香りがするような外観で、どこか懐かしい雰囲気でしたよね。
映画の舞台は埼玉県朝霞市ですが、ロケもほとんどが朝霞市内を中心に行われています。ただし、葉子のアパートについては具体的な住所は非公開となっています。
【非公開の理由】
- 実際に住んでいる方がいる可能性があるため
- プライバシー保護
- 見学によるトラブル防止
外観の特徴や周辺の雰囲気から、実際に朝霞市の古い集合住宅をそのまま借りて撮影したと思われます。映画の空気感にぴったりの「どこにでもありそうで、どこよりもリアル」な昭和アパートでした。
公開後、多くのファンが“あのアパートを探したい”と思ったようですが、公式の発表がないため、特定は難しく、訪問は控えたほうが良さそうです。
まとめ
映画「平場の月」は、派手な恋愛映画とはまったく違う、静かで深い大人のラブストーリーです。50代だからこそ感じる孤独や、人生の重み、そしてもう一度誰かを大切にしたいと思う気持ちが、丁寧に描かれていました。
堺雅人さんと井川遥さんの落ち着いた演技も素晴らしく、特にアパートでのシーンは胸に残るものがありました。ラストはとても切ないのですが、それでも「出会えてよかった」と心から思えるような関係が描かれていて、余韻のある作品です。
静かな映画が好きな方や、人生の節目でそっと寄り添ってくれる作品を求めている方には、ぜひおすすめしたい一本です。