1990年代は、まさにカラオケブームの黄金時代でした。CDミリオンヒットが続出し、J-POPが社会現象となる中で、誰もが歌える定番ソングが数多く誕生しました。仲間と盛り上がる曲から、しっとり聴かせるバラードまで、90年代のカラオケは青春の思い出と切り離せません。
本記事では、90年代に人気を集めたカラオケ定番ソングを厳選してご紹介します。今なお歌い継がれる名曲を振り返りながら、当時の熱気をもう一度味わってみましょう。
1. 90年代カラオケブームの背景
カラオケボックスが全国に普及し、学生や社会人が気軽に集まれる場として定着したのが90年代でした。飲み会の二次会や放課後の定番となり、ヒット曲を歌えれば会話も盛り上がる時代。オリコンチャートとカラオケランキングはほぼリンクしており、テレビ番組『HEY!HEY!HEY!』『うたばん』などで披露された曲が翌日にはカラオケで歌われる光景が当たり前でした。
2. 90年代カラオケ定番ソングベスト10
① 負けないで(ZARD/1993年)
応援ソングの王道。「最後まで走り抜ける君が好きだよ」という歌詞は、合唱にも向いており、みんなで歌えば一体感が生まれる名曲です。
② LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE/1995年)
しっとり歌い上げるバラードの定番。カラオケで女性がよく選ぶ曲として長年愛されています。
③ LOVE PHANTOM(B’z/1995年)
イントロのセリフ部分から盛り上がるロックナンバー。稲葉浩志の高音は難易度が高いものの、挑戦したくなる一曲です。
④ 名もなき詩(Mr.Children/1996年)
疾走感あるメロディとメッセージ性の強い歌詞で、歌いこなせれば盛り上がること間違いなしの曲。
⑤ CAN YOU CELEBRATE?(安室奈美恵/1997年)
結婚式ソングの定番で、当時の女性の憧れそのもの。感情を込めて歌えば雰囲気が一気に華やぎます。
⑥ 世界が終るまでは…(WANDS/1994年)
アニメ『SLAM DUNK』のエンディングとしても有名。切ないメロディがカラオケで映え、男性に人気のバラードです。
⑦ DEPARTURES(globe/1996年)
冬のカラオケで必ず歌われる一曲。小室サウンドを代表する名バラードで、サビの盛り上がりが圧倒的です。
⑧ Wow War Tonight〜時には起こせよムーヴメント(H Jungle with t/1995年)
浜田雅功×小室哲哉の異色ユニット。仲間と一緒に歌えば盛り上がり必至。飲み会後の定番ソングでした。
⑨ ら・ら・ら(大黒摩季/1995年)
力強い歌声とキャッチーなメロディで女性に人気。サビの「ら・ら・ら」でみんなが声を合わせやすいのも魅力です。
⑩ YAH YAH YAH(CHAGE and ASKA/1993年)
「ヤーヤーヤーヤー!」と叫ぶサビが盛り上がり抜群。友人同士で肩を組んで歌う光景がカラオケでよく見られました。
3. 今も歌い継がれる理由
90年代のカラオケ定番ソングは、メロディーの覚えやすさと、世代を超えて共感できる歌詞が特徴です。当時の青春や恋愛を思い出させる曲は、今も同窓会や二次会で盛り上がります。また、YouTubeやサブスク配信で若い世代が聴く機会も増え、親から子へ歌い継がれる「世代を超えた名曲」となっています。
まさに90年代は「歌えば誰もが知っている曲」が豊富にあった時代。今もカラオケランキングに残り続ける曲が多いことが、その証拠です。