2010年代前半、「ブログで生きる」という言葉が現実味を持っていた時代。
SNSよりもブログが主役で、個人の言葉に共感や議論が生まれた黄金期がありました。
この記事では、あの頃の人気ブロガー・ライターたちの今を一挙に振り返ります。
① イケダハヤト(イケハヤ)
当時: 「まだ東京で消耗してるの?」の名言でネットを席巻。
脱サラ・高知移住・月収500万円ブロガーなど、ネットビジネスの象徴的存在に。
現在: 高知在住。Web3・NFT・DAO関連のプロデューサーとして活動中。
自身のNFTプロジェクト「クリプトニンジャ」はアニメ化も進行中。発信形態を変えながら、常に“次の時代”を見ている人物。
② はあちゅう(伊藤春香)
当時: 慶應義塾大学出身ブロガーとして人気に。電通を経て独立し、
『半径5メートルの野望』などベストセラーを多数出版。SNS女子の代名詞的存在。
現在: ポッドキャストやInstagramで育児・働き方・自己発信をテーマに活動。
事実婚解消後はシングルマザーとして発信を続け、リアルな生き方を語る立場に。
③ ちきりん
当時: 『Chikirinの日記』で社会問題を独自の視点で分析。
はてなブログ文化を代表する匿名ブロガーで、「自分のアタマで考えよう」の著者としても知られる。
現在: Voicyやnoteで社会・経済トークを配信。匿名ながら活動を継続し、
「データと論理で語るブロガー」の象徴として第一線に。
④ pha(ファ)
当時: はてなブログの伝説的存在。著書『ニートの歩き方』で
“働かない生き方”を社会に投げかけ、多くの若者に影響を与えた。
現在: 作家・エッセイストとして活動。noteやSNSで生きづらさと自由をテーマに発信。
派手さはないが、静かにファンを増やし続けている。
⑤ あんちゃ
当時: ブログ「まじまじぱーてぃー」で恋愛・性・生き方をテーマに共感を集め、
20代女性ブロガーのロールモデルに。
現在: noteやVoicyで活動を続け、「無理しない働き方」を提案。
オンラインコミュニティ運営や書籍出版も経験し、穏やかな発信にシフト。
⑥ ヒトデ(hitodeblog)
当時: 「hitodeblog」で副業ブロガーとして一気に注目。
初心者向けのSEO・収益化ノウハウを分かりやすく発信。
現在: 「BLOG LABO」などのブログスクール運営。
YouTube・X(旧Twitter)でも教育系発信を継続中。
⑦ トイアンナ
当時: はてなブログを中心にキャリア・恋愛論を発信し人気に。
ライターとしての文章力と率直な語りで女性支持が高かった。
現在: キャリア講師・ライティング講師として活躍。
Voicyなどで「自分を知る」テーマの発信を継続中。
⑧ 梅木雄平
当時: スタートアップ論やSNSビジネスを語るブロガーとして注目。
経済トレンドをわかりやすく解説する記事で人気を博した。
現在: 投資家・コンサルとして活動。
Voicyなどでスタートアップ・マーケティング分析を発信中。
⑨ シロクマ(熊代亨)
当時: 医師として働きながら心理・社会・人間関係を分析するブロガー。
『心を病んだらいけないの?』など著書多数。
現在: note・Xを中心に心理と社会をつなぐ視点で発信を継続。
Webライティングの知的側面を支える存在。
⑩ やぎぺー(八木仁平)
当時: 「やぎろぐ」でミニマリスト・旅・自由な生き方を提案。
学生時代からブログ収益で生活する“デジタルノマド”として話題に。
現在: 自己理解コーチング事業を立ち上げ、ビジネス書も出版。
「自分の才能を知る」テーマでセミナーや講演活動を行っている。
まとめ:ブログから“自分ブランド”の時代へ
2010年代のブロガーたちは、今や多くが企業家・作家・教育者として進化。
SNSの時代になっても、彼らが築いた「個人が発信で生きる」文化は今も続いています。
ブログの時代を知る人には懐かしく、今の発信者にはヒントになる存在です。