映画の舞台挨拶やアーティストのライブは、推しを間近で感じられる貴重な機会です。普段は画面越しでしか見られない芸能人を直接応援できる場は、ファンにとって特別な時間といえるでしょう。
しかし、その場でのマナーを守らなければ、他の観客や推し本人に迷惑をかけてしまうこともあります。せっかくの大切な場を楽しむためには、基本的なルールや心構えを知っておくことが大切です。
今回は、舞台挨拶やライブに参加するときに意識しておきたいマナーをわかりやすくまとめました。初心者の方もぜひ参考にしてください。
1. 開演前に準備しておくこと
チケットや身分証を忘れずに
入場時に必要なのは、もちろんチケット。最近は電子チケットが主流になりつつありますが、入場時に身分証の提示が求められるケースもあります。事前に準備しておきましょう。
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チケット(電子 or 紙)
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顔写真付き身分証(運転免許証や学生証など)
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会場によってはファンクラブ会員証
荷物はできるだけコンパクトに
大きなバッグや荷物を持ち込むと、周りの迷惑になりやすいです。必要最小限にまとめ、ロッカーやクロークを活用するのがおすすめです。
2. 会場内でのマナー
着席・立ち位置を守る
舞台挨拶では基本的に着席、ライブでは立ち上がって盛り上がることもあります。周囲の人が見えにくくなるような行動は避け、ルールに沿った楽しみ方を心がけましょう。
撮影・録音は禁止が基本
舞台挨拶やライブは、多くの場合「撮影・録音禁止」です。スマホを取り出すだけでも誤解を招くので、演出や進行を妨げないように注意しましょう。
声援や拍手のマナー
応援は会場全体の雰囲気を盛り上げます。ただし、推しの名前を大声で叫んだり、周囲の観客を不快にさせるような行為は控えるべきです。拍手や適度な声援で一体感を楽しみましょう。
3. グッズや応援アイテムの扱い方
ペンライト・うちわの使い方
ライブで欠かせない応援アイテムですが、使い方には注意が必要です。
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ペンライト:肩より高く掲げない
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うちわ:顔より高い位置に上げない
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発光量の強すぎる改造グッズは持ち込み禁止の場合もある
自分が楽しむだけでなく、周りの人も快適に楽しめるかどうかを意識しましょう。
4. 推しや他のファンへのリスペクト
推しに迷惑をかけない行動を
舞台挨拶やライブでよくあるトラブルの一つが「出待ち・入り待ち」です。公式で認められていない限り、出入口での待機は推しや関係者に迷惑をかける行為とされています。
他のファンへの思いやり
推し活は一人で楽しむものでもありますが、現場では多くのファンと一緒に空間を共有します。押し合いや割り込みなどは避け、譲り合いの気持ちを持つことが大切です。
5. 終演後のマナーも忘れずに
速やかに退場する
終演後は混雑が予想されます。記念撮影やSNS投稿をしたい気持ちはわかりますが、まずは会場の外へ出てからにしましょう。
ゴミは必ず持ち帰る
ペットボトルや軽食のゴミを座席に置きっぱなしにするのはNGです。マナーを守ることが、次の公演開催にもつながります。
6. SNSでのシェアの注意点
舞台挨拶やライブに参加したら、SNSで感想をシェアしたくなるもの。ただし、注意が必要です。
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ネタバレを避ける(映画の内容や演出の詳細は控える)
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撮影禁止エリアでの写真をアップしない
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他の観客が写っている写真は許可なく公開しない
ポジティブな感想を投稿すれば、ファン同士の交流が広がりやすくなります。
まとめ
舞台挨拶やライブを楽しむために大切なマナーを整理すると、次の6つです。
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事前準備をしっかり行う(チケット・身分証・荷物確認)
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会場内でのルールを守る(着席・撮影禁止・適度な声援)
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グッズは正しく使う(ペンライト・うちわの位置や明るさに注意)
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推しや他のファンへのリスペクトを忘れない
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終演後の行動にも気を配る(速やかな退場・ゴミの持ち帰り)
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SNSでのシェアはマナーを守って
これらを意識すれば、初めて参加する人でも安心して楽しむことができます。推しとの大切な時間を、最高の思い出にするために、マナーを守って楽しい推し活を続けていきましょう。