大谷翔平選手の元通訳・水原一平さんの現在について、収監先や刑期、家族との関係などをわかりやすくまとめました。
水原一平のプロフィール
水原一平（みずはら いっぺい）さんは、1984年12月31日生まれ、北海道苫小牧市の出身とされています。
幼少期にアメリカ・ロサンゼルス近郊へ移住し、現地で学業を修了。通訳や翻訳の仕事を経て、野球界と関わるようになりました。
その後、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の専属通訳として知られるようになり、グラウンド内外で支える姿が多くのファンに注目されました。
通訳にとどまらず、生活面のサポートやキャッチボールの相手なども務め、まさに“大谷選手の右腕”的な存在でした。
事件の概要
2024年春、水原一平さんが違法な賭博に関わり、多額の負債を抱えていたと報じられました。
その債務の返済に関連し、大谷翔平選手の口座から資金が不正に送金されたとされています。
報道によると、被害額は約1,700万ドル（日本円で25〜26億円相当）とみられています。
アメリカの連邦地裁では2025年2月に判決が下され、禁錮4年9か月の実刑と、賠償金および税務関連の支払いが命じられました。
水原さん自身も法廷で罪を認め、反省の言葉を述べたと伝えられています。
水原一平が法廷で語った言葉
2025年2月、米ロサンゼルスの連邦地裁で行われた裁判において、水原一平さんは自身の行為を認め、深い反省の言葉を述べました。
法廷では終始落ち着いた様子ながら、声を詰まらせながら謝罪を口にする場面もあったと報じられています。
もっとも印象的だったのは、大谷翔平選手への謝罪の言葉です。
「I want to say I am truly sorry to Mr. Ohtani for what I have done.（自分がしたことについて、大谷翔平氏に心からお詫び申し上げたい）」と述べ、信頼を裏切ったことへの後悔を率直に語りました。
（出典：ESPN）
さらに、自身の行為を説明する中で「I worked for victim A and had access to his bank account and had fallen into major gambling debt … I went ahead and wired money … with his bank account.」
（“私は被害者A（大谷選手）と共に働き、彼の銀行口座にアクセスできる立場にありました。ギャンブルの借金を抱え、その口座から送金してしまいました。”）と述べ、資金流用の経緯を淡々と説明したとされています。
（出典：KSBW）
また、判決言い渡し時には、裁判官に向かって「手紙にも書いたように、私は自分がしたことで大谷選手に心から申し訳ないと思っています。この過ちは私の人生をずっと左右するでしょう。そして私はその結果を受け入れる覚悟ができています。どうかお慈悲を。」と語ったと日本の報道で伝えられています。
（出典：スポニチ）
これらの発言からは、過ちを犯したことへの深い後悔と、大谷選手への申し訳なさがにじみ出ています。
判決を受け入れ、刑期を全うする覚悟を示した姿勢には、反省の気持ちがうかがえます。
現在の状況
2025年6月、水原一平さんはアメリカ東部・ペンシルベニア州にある連邦刑務所「アレンウッド・ロー（Allenwood Low）」に収監されたと報じられています。
この施設は比較的警備の緩やかな刑務所で、受刑者は更生や社会復帰を目的とした生活を送っているといわれます。
水原さんは今後、刑期のあいだ作業プログラムや教育活動などに参加しながら服役する見通しです。
一方、プライベート面では、妻と別居している可能性が報じられており、家族との距離も生まれているようです。
もともと住んでいたロサンゼルス郊外の住宅はすでに手放しているとされ、現在は刑務所で生活している以外の情報は限られています。
今後考えられる生活と大谷翔平との関係
判決によって命じられた賠償金は約25〜26億円にのぼり、今後の返済は容易ではないとみられます。
刑期を終えた後は、一定期間の保護観察がつくと報じられており、その間は行動の制限や定期的な報告義務が課される可能性もあります。
釈放後はアメリカでの生活を続けるか、日本へ帰国するかなど、今後の方向性については明らかになっていません。
大谷翔平選手との関係については、事件以降は完全に距離を置いているとみられます。
大谷選手は被害者としての立場を保ちつつ、野球に専念しており、両者の交流が再開する可能性は低いと考えられます。
ただ、長年そばで支えた関係であったことも事実であり、今後、水原さん自身の口から事件を振り返る日が来るかもしれません。
まとめ
かつて大谷翔平選手の“通訳兼パートナー”として知られた水原一平さん。
現在は刑に服しているとされ、再出発までには時間がかかりそうです。
事件の影響は大きいものの、本人の反省や更生の動きにも注目が集まっています。
今後の生活や再起の可能性について、新たな情報が入り次第、更新していきます。
